福岡県糸島市の中学校で7月、屋外のプールで水泳の授業中に生徒がはだしでアスファルトなどの上を移動し、21人が足の裏をやけどしていたことがわかりました。

糸島市教育委員会によりますと7月8日午後、水泳の授業に参加した中学1年の女子生徒40人のうち5人が4分遅刻しました。

遅刻した理由について生徒が「下駄箱からプールまで移動するのに3分はかかる」と説明したため、担当の女性教師が「実際に何分かかるか計測する」と言って、授業に参加したすべての生徒に靴をはいて校舎に戻るように指示したということです。

この際、一部の生徒が靴をはかないままアスファルトの上などを移動しました。

翌日に保護者の話を聞いた地域住民から連絡があり学校側が調査したところ、生徒21人に水ぶくれなどやけどの症状があったということです。

女性教師は生徒や保護者に謝罪しました。

糸島市教育委員会は「連帯責任と取られても仕方がないような不適切な指導になってしまい申し訳ない。再発防止に努める」とコメントしています。

気象台によりますとこの日、糸島市では最高気温34.7度を観測していました。

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