歩道を歩いていたら突然、現れたのはクマでした。

 北海道東部の標茶町では湖を泳いだり、道路を横断したりと、目撃が相次いでいます。

国道に現れたクマ 男性を追うも草地へ逃げる

 「人がいるじゃん。歩行者。逃げろ逃げろ」

 標茶町塘路の国道に突然、現れたクマ。

 男性は慌てて向きを変え、逃げ出します。

 その後、男性を追うそぶりを見せたクマでしたが、車に気を取られたのか、草地に逃げていきました。

 「クマが歩いていた国道沿いの草むらには獣道ができています。そして奥には湖があり、そこでクマが泳いでいる姿も確認されています」(田中うた乃 記者)

クマの狙いとは?

 いったいクマの狙いは何だったのでしょうか?

 地元のハンターに聞きました。

 「(動画のクマは)威嚇している状況ではない。ウロウロしているだけ」(北海道猟友会標茶支部 後藤勲支部長)

 もしクマに遭遇したら。

 「(クマに遭遇したら)そのまま下がっていくしかない。ある程度、離れたら走る。目を離したら絶対ダメ」(後藤支部長)

周辺で相次ぐクマの目撃

 この周辺ではクマの目撃が相次いでいます。

 釧路湿原の東側に位置する塘路湖では、湖を泳ぐクマの姿が2回も。

 さらにJR塘路駅近くで国道を横断する子グマ2頭が。

 クマを目撃した地元の人は。

 「(クマが)国道歩いていた。若いクマが親から離れている状態だからおっかない」(クマを目撃した人)

 夏の行楽シーズン中の相次ぐクマの出没。

 町は周辺の展望台や遊歩道、キャンプ場を閉鎖しました。

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