8月8日夕方の日向灘を震源とする地震により、各地の被害で被害が報告されています。
震度5強を観測した大崎町では役場近くにある木造2階建ての建物が倒壊しました。この家には82歳の男性と妻の2人が住んでいますが、けが人はいませんでした。
倒壊した住宅の住人
「経験したことがないような揺れ。ここに来て5分後位に家が崩れた。奇跡的に4~5分の差で助かった」
大崎町内では2カ所で地面が隆起する被害が確認されています。
志布志市では幅30メートル、高さ50メートルにわたって土砂崩れが発生しました。けが人はいませんでしたが、周辺の42世帯に避難指示が出され、2カ所の避難所に6世帯10人が避難しています。
また震度5弱を観測した鹿屋市では82歳の男性が自宅で落ちてきた照明器具が頭に当たり病院に搬送されていますが、命に別条はないということです。
同じ鹿屋市の串良平和アリーナでは天井のパネルが15枚ほどずれ落下しているものも確認できました。
店舗での被害も相次いでいて、鹿屋市の酒店では焼酎の瓶が10本ほど倒れる被害がありました。
肝付町では50歳の男性が転倒して頭を打ち、病院に搬送されましたが、軽傷です。
霧島市消防局によりますと80代の女性が屋内で転倒し頭にけがをしたほか40代の女性が工場内で体にものが当たり搬送されました。いずれも意識はあるということです。
現在、鹿屋市、志布志市、垂水市、大崎町、肝付町が災害対策本部を設置しているほか、県は災害警戒本部を設置し情報収集を行っています。
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