夏休み、子どもの自由研究を家族の楽しい思い出に変える、特別なスポットがあります。
大人も子どもも楽しめて、自由研究にもってこいな場所を紹介します。

まずはフジテレビの近く、お台場にある「ダイバーシティ東京プラザ」の5階で体験できる、現実世界では味わえない様々な冒険に出かけることができるXRテーマパーク「ティフォニウム」。

案内された先は…なんだか質素な部屋。
置いてあるのはソファにヘッドホン、そしてVRゴーグルです。

早速ゴーグルが装着されると、見えてきたのは荒れた大海原。
この夏リニューアルオープンした、神秘に満ちた海洋を冒険するアトラクション「FLUCTUS: Wandering Ocean」です。

映像の美しさやゲームの面白さはもちろん、様々な工夫により幻想世界に引き込まれ、映像や音だけでなく感覚が刺激されることで没入感が増していきます。

アトラクションはほかにも、廃墟になった洋館を歩きながら冒険する次世代の絶叫ホラーアトラクション「Magic-Reality: Corridor」や、ウルトラマンに出てくる怪獣たちのすみかを探索して生き物探しをする冒険アトラクション「かいじゅうのすみかVR」など、没入体験型のアトラクションが楽しめます。

ティフォニウムお台場・前田悠貴店長:
新しい技術を使っているからこそ、今はこういうのが当たり前になってきているのを体感していただけると、夏休みの自由研究だったり、いろいろなものに使えるかなと思います。

猛暑の夏、遠出しなくても東京都内で楽しめる冒険の旅はいかがですか?

一方、KDDIが東京・銀座の「GINZA 456」で期間限定で開催しているのは「GINZA STADIUM TOUR 2030」。

未来のサッカー観戦を通して身近な先端技術を体験できるスポットで、エントランスはサッカー日本代表のロッカールームをイメージ。
6人のスター選手の写真やユニホームと記念写真を撮ることができます。

この会場は、2030年に「もしも銀座にサッカースタジアムを建設したら?」をテーマに、日本サッカー協会(JFA)との共創で作られた、没入感のあるバーチャルスタジアムなんです。

1階のショールームは「2030年のスタジアムの観客席」。
立体音響技術を使ったAR観戦体験など、通信の先端技術で未来の観戦を体験できます。

バーチャルサンプルのユニホームを360度、どの角度からも閲覧可能にしたKDDI独自の画像処理技術で、「XRマネキン」の体験もできます。

KDDI ブランド・コミュニケーション本部 ブランドマネジメント部長・坂本伸一さん:
未来をより楽しいものにしたいっていうのが背景にあり、きっかけです。

地下では、「バーチャルスタジアムで未来の観戦体験」ができます。

周囲3面と床1面に映し出される「FC GINZA 456」の試合映像。
来場した人は「FC GINZA 456」のサポーターとしてピッチに立つ選手と同じ目線で観戦でき、さらに体を動かして応援することで、壁面の映像にリアルタイムで応援量が反映される没入空間が広がります。

KDDI ブランド・コミュニケーション本部 ブランドマネジメント部長・坂本伸一さん:    
新しい体験みたいなものに興味を持っていただくのが一番大事なことかなと思っています。(KDDI)はバーチャルプラットフォームも開発していますし、これからいろんな可能性も含めて、私たちも注力している。

未来のサッカー観戦を体験しながら先端技術に触れることができるイベント。
入場無料で親子で楽しめるので、自由研究のテーマにいかがでしょうか。

次に紹介するのは、東京・港区にある伊藤忠商事のSDGs関連の施設で、自社の取り組みを紹介する「地球のあした観測所」。
古着のリサイクルや人工衛星を活用した石油漏れの早期検知技術などを、アップルの「ビジョン・プロ」を使った演出などで学ぶことができます。

目の前にある緑色の球を触ると、伊藤忠商事が行っている様々なSDGsに関する取り組みが目の前に広がります。

伊藤忠商事広報部・菰田有花さん:
皆さんにも問題を見つめていただいて、何ができるのかを考えていただくということ。

常設となったこの展示を、自由研究の参考にしてみてはいかがですか?

経済アナリスト・馬渕磨理子さん:
伊藤忠商事は「売り手よし」「買い手よし」「世間よし」の三方よしを企業理念に掲げていて、世の中に善き循環を生み出し、持続可能な社会に貢献するとしていて、今回のSDGsの展示は、多くの方に「あしたの地球に思いを寄せてほしい」という願いが込められているように思います。

続いては、実験を通して日焼け止めの仕組みを学べる、自由研究にぴったりのスポット。
東京・銀座にある「Maison KOSÉ銀座」で行われている夏限定のイベント『なつやすみメゾンラボ』です。

この日のテーマは「日やけ止め研究」。
楽しみながら日焼け止めを使った実験を行う、化粧品会社ならではのワークショップです。

人工皮膚に日焼け止めを塗り、紫外線ライトを当てると…日焼け止めの効果がくっきり!
こうした分かりやすい実験を通して、紫外線から肌を守ることの大切さや、日やけ止めの仕組みについて学ぶことができます。

体験後には「なつラボ新聞」に結果をまとめて、自由研究として持ち帰ることもできるんです。

ほかにも、化粧品を使ってうちわに色付けをする体験や、洗顔の大切さを学ぶ『もちもち泡づくり』の体験など、3つのテーマでワークショップを開催しています。

コーセープロビジョン ダイレクトビジネス室「なつやすみメゾンラボ」担当・北山日和さん:
次世代を担うお子さまに、今回のワークショップを通してビューティーやサイエンスに触れていただくことで、美容のワクワクとか楽しみを体験いただけたらなと。

参加した子どもたちは、「いろいろ日焼け止めについてわかりました」「どんな効果があるのか知れて、とても楽しかったです」などとワークショップの感想を話していました。

親子で楽しめるコーセーの「なつやすみメゾンラボ」は、8月23日まで開催中です。

次は、ホームセンターのDCMが行う、夏休みの親子を対象にしたワークショップ。

この日行われていたのは、ホームセンターで出た端材を使って工作するという講座。
子どもならではの自由な発想で作ります。

もちろん、子どもと一緒に大人も楽しめちゃうんです。

子どもたちは90分の時間内で思い思いの作品を作れたようで、「楽しい」「めちゃくちゃ楽しい!」などと話し、工作を楽しんだ様子。

参加者の親:
家でやるのとはちょっと違う感じでできるので、良いなと思って。

DCM DIY place ワークショップ担当講師・上野智咲さん:
やっぱり自由工作、何を作ったらいいかわからないし、材料を集めるのも大変という声があったので、今回(ワークショップを)させてもらいました。

このホームセンターには、ほかにもペンキ塗りなど、無料で11のDIYが体験できるブースがあり、夏休み中は様々な子ども向けのワークショップを開催するということです。

さらに、夏休み最後ギリギリで自由研究を仕上げたいという方には、DCMも参加するDIYイベントがあります。

8月29日から幕張メッセで開催されるのが、今回で60回目を迎えるホームセンター業界国内最大級のイベント「JAPAN DIY HOMECENTER SHOW 2024」。
会場では、子ども向け知育ワークショップや、大人もワンコインで体験できる『サクッと始める初めてDIY』のブース、小学生向けの『カンカラ三線作り』など、様々なイベントが行われます。

夏休みの自由研究に、滑り込みで間に合いそうです。

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