(菅井貴子気象予報士が解説)午後6時30分現在

◆きょう13日(火)の気温
 元台風5号が、熱帯の空気を北海道に運びこみ、
 晴れ間が出た道北で、暑さが厳しくなりました。
 上川・空知、留萌地方は、35℃以上の猛暑日が6地点もあり、
 特に、東川町は36.3℃で、今シーズンの北海道の最高でした。
 札幌は、28.5℃でしたが、湿度が高く、蒸し暑くなりました。
 今夜も広範囲で25℃を下回らず、熱帯夜となりそうです。

◆大雨情報
 台風5号から変わった熱帯低気圧が、北海道の西に停滞しています。
 活発な雨雲が道南や太平洋側西部にかかり、
 支笏湖畔では降り始めからの雨量が130ミリを超えてきました。
 今夜からあすにかけても、石狩南部や胆振地方を中心に激しい雨となるでしょう。
 予想雨量は、あす夕方にかけて最大120ミリです。
 夜間の大雨は、被害が大きくなりますので、
 防災情報をすぐ入手できる環境で、お休み下さい。

◆あす14日(水)の天気・気温
 道南や太平洋側西部は夕方にかけて大雨に注意が必要です。
 すでに地盤が緩み、川が増水していますので、
 危険な場所には近づかないでください。
 道北や道東も、大気の状態が不安定で、にわか雨があるでしょう。
 日中の気温は、内陸部で30℃以上が続き、蒸し暑さも続きそうです。
 雨が降ると、窓が開けにくくなりますので、建物内の熱中症にも気を付けて下さい。

◆台風情報
 ・6号
 熱帯低気圧に変わり、北海道に接近しそうです。
 湿った空気が流れ込み、あす14日(水)~あさって15日(木)にかけて
 大気の状態が不安定で、にわか雨の所が多くなるでしょう。
 太平洋は、うねりが入り、高波が続きそうです。
 ・7号
 暴風域を伴ったまま関東を直撃するおそれがあります。
 その後は、北海道の南東へと進む見込みです。
 台風の北側に活発な雨雲がありますので、
 17日(土)は、道内も大雨となる可能性があります。
 ・8号
 きょう14日(火)に発生しました。
 北上をして北海道の南東で熱帯低気圧に変わる見込みです。
 16日(金)以降は、影響が出るかもしれませんので、
 引き続き、台風情報に気を付けて下さい。

◆台風は互いに影響しあう
 複数の台風が近くにあると、互いに影響しあい、進路が変わりやすくなります。
 台風情報を見るたびに、大きく予報が変わるかもしれません。
 北海道も突然、予報円に入ることもあるのです。
 特に、今週はお盆休みで人の動きも激しい時期ですので、交通情報にも気を付けて下さい。
 3つの台風の影響がなくなると、北海道は季節が進み、しのぎやすくなりそうです。

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