金山の世界遺産登録に沸く新潟県佐渡市で8月15日、様々な伝統芸能が披露され、訪れた人は一夜で佐渡の多彩な芸能を堪能していました。

【佐渡市 渡辺竜五 市長】
「世界遺産になったから来てみたいとか、メディアの皆さんの情報を見ていると、世界遺産の発信効果が非常に大きいと思っている」

16日に開かれた会見で「世界遺産登録の効果を実感している」と話した佐渡市の渡辺竜五市長。

佐渡汽船の8月の予約が去年に比べ、約2割増えるなど観光客も確実に増加しています。

こうした中、15日は世界遺産登録を祝い、伝統芸能を一度に楽しめる催しが5年ぶりに行われました。

【ふるさとウイーク実行委員会 近藤利弘 代表】
「佐渡の歴史・文化をきちんと学んでいただければうれしいなと思って、今回こういった催しに挑戦した」

国の重要無形民俗文化財「文弥人形」では人形を使った迫力ある殺陣で観客を魅了。豊作や大漁を願い、家々に門付けを行う「春駒」では会場が手拍子に包まれました。

その後、佐渡おけさも披露され、最後は鬼太鼓が勇壮な舞で締めくくりました。

【観客】
「佐渡に今回来て、初めて見てみたけど、すごくおもしろい。日本の文化という感じで」

【観客】
「子どもの時に、こういう日本の文化に触れられていいと思った」

佐渡では今後も世界遺産登録を記念したイベントが予定されています。

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