JR旅客6社は19日、お盆期間(9~18日)の利用実績を発表した。全国主要46区間の新幹線、在来線特急の利用者は1223万6千人で、前年同期を7%上回ったが、コロナ禍前(2018年)と比べると8%減だった。8日から1週間にわたった南海トラフ地震臨時情報「巨大地震注意」の呼びかけや、台風7号接近による16日の東海道新幹線計画運休などの影響とみられる出控えの傾向も一部にあったという。

 新幹線は、東北が前年同期比4%増で、東海道と山陽がともに7%増。7月の大雨で一部区間が被災した山形は1%増にとどまった。3月に金沢―敦賀駅間が延伸開業した北陸(JR西日本管内)は26%増と好調で、九州は5%増だった。(細沢礼輝)

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