女性の地位の向上や社会福祉に貢献した人たちを表彰する「国際ソロプチミスト秋田」の表彰式が22日、秋田市で行われ、女性栄誉賞に秋田市の女性が選ばれた。

 国際ソロプチミスト秋田は、女性の生活や地位の向上を目指すボランティア団体で、1985年から毎年、社会貢献活動などに尽力した個人や団体を表彰している。

 今回は3つの個人や団体が選ばれ、このうち長年の活動をたたえる「女性栄誉賞」に、秋田市の佐々百合子さんが選ばれた。

 佐々さんは、重い障害がある子を亡くした経験を持ち、障害や病気のある子どもと社会をつないでいこうと、2015年にNPO法人「NAOのたまご」を設立した。

 一方、困難を乗り越えて道を切り開いた人に贈られる「クラブ賞」には、NPO法人「ここはぐ」と、秋田市の女性が選ばれた。

 「ここはぐ」は、代表の小田嶋麻貴子さんが、2011年に地元の女性たちとともに立ち上げた。小田嶋さん自身、流産した過去を持ち、同じような経験をした女性とその家族に寄り添った活動を続けてきた。

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