22日午前10時半ごろ、宮城県塩釜市の港で整備中の海上保安庁の巡視船から、油が海に流出するトラブルがありました。
油が流出したのは、仙台塩釜港の桟橋に係留されていた「巡視船ざおう」です。
宮城海上保安部によりますと、22日午前10時半ごろ、巡視船ざおうの機関長から「潤滑油配管から油が漏れ出て海面に流出した」と宮城海上保安部に通報がありました。油は一時、長さ20メートル、幅2メートルにわたって海上に広がりましたが、量は100CCに満たないと見られ、放水によって拡散し消滅したということです。宮城海上保安部はその後、新たな油の流出はなく、漁業被害も確認されていないとしています。
当時、「ざおう」はエンジンの試運転を行っていて、配管はさびを落とすためにやすりで磨かれていました。海上保安部はさびを落とす際に削り過ぎたことで配管に穴が開いた可能性もあると見て、油が流出した原因を調べています。
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