要介護者や障害者などをタクシーより安い料金で送迎する「福祉有償運送」について、行政の支援を求める声が上がっています。

「福祉有償運送」は、要介護者や障害者などをタクシーの半分以下の料金で自家用車で送迎するサービスで、宮崎市内では、3月末時点で476人が利用しています。22日は宮崎市内の事業者と利用者、市議会議員が参加して意見交換会が開かれました。

ガソリン代の高止まりや、ヘルパーの高齢化による担い手の減少で、ほとんどの事業者が赤字となり、事業の継続が難しくなっている現状が報告されました。

(福祉有償運送事業者)
「障害者から高い運賃を頂くのは、我々の経営の都合だけであり、なかなかやりにくい。」

他県には行政の補助がある自治体もあり、宮崎市でも補助をと訴えています。

(訪問介護事業所わじむ 西田勝博所長)
「一事業者でも多く活動できるように、生き残れるように、これを念頭に置いて行っていきたい。」

事業者は、補助を求める請願を宮崎市議会に提出する予定です。

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