7月の大雨は学校にも影響を及ぼしている。きょう(23日)始業式が行われた新庄市の県立新庄北高校では、大雨の際に電源設備に雷が落ちた影響で、今も一部設備で停電が続いている。

夏休み明けのきょう、全日制・定時制あわせて376人が通う新庄北高校には、大きな荷物を持った生徒たちが登校していた。
始業式は各クラスごとにオンラインで行われ、石山宣浩校長が「大きな目標から逆算して『挑戦』と『想像』を積み重ねてほしい」と生徒に呼びかけた。

(新庄北高校・石山宣浩校長)
「今すべきこと。何をいつまで・どこまで・どうするかを考え、見通しをもって一日一日を大切にして頑張っていきましょう」

(生徒)
「勉強がかなりまずいけど、1ページも開いていないワークがあったりするけど、やる気があればできると思って2学期は頑張る」

7月25日の大雨の際、学校の近くに雷が落ちた影響で、屋外の電源設備が壊れ電気の供給ができなくなった。そのため7月に全校で実施予定だった夏期講習が中止に追い込まれた。
現在は臨時の発電機を3台設置して電気を供給しているが、体育館をはじめ音楽室・化学室などの一部施設は今も停電したままだ。

(生徒)
「部活ができないと思って、どうなるかと不安もある。早く部活がしたい」

(新庄北高校・川井良彦教頭)
「子どもたちの活動に制限が生じたことは大変申し訳なく思っている。県からも支援をもらって、元に戻るよう復旧に向けて動いているので、もう少し協力いただければ」

学校では来週、発電機をもう1台追加して全体の電力を確保したうえで、電源設備の修理を9月末までには終えたいとしている。

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