「滝宮の念仏踊」は、菅原道真が干ばつで苦しむ農民のために雨乞いをして、大雨が降ったことを喜んだ人々が感謝のために踊ったのが始まりとされ、全国各地に伝わる「風流踊(ふりゅうおどり)」の1つとしてユネスコの無形文化遺産に登録されています。

綾川町の滝宮神社では、町内に11ある踊組(おどりぐみ)のうち3組が踊りを披露しました。

花がさをかぶり、錦のはかまと陣羽織を身につけ、大きなうちわを持った「下知(げんじ)」と呼ばれる踊り手は、囃子に合わせてうちわをひらめかせながら、軽やかな踊りを奉納しました。

「下知」の有岡祐貴さんは「ことしの五穀豊じょうをお祈りしながら踊りました。先代から受け継がれてきた歴史を後世につなぐのが私の役目だと思うので、地域で協力しながら進めていきたいです」と話していました。

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