来月27日に投開票される自民党総裁選を巡って、河野デジタル大臣は26日午後2時から出馬表明の会見を行う予定です。

　（政治部・平井雄也記者報告）
　国民の人気が高い石破氏と小泉氏がライバルとなるなか、国際情勢が不安定な「有事」での総裁選だとして、これまでの外交実績などをアピールする考えです。

　総裁選は候補者の乱立で決選投票となる見通しで、自民党内からは「小泉さんは確かに強いが、石破さんは議員票が壊滅的だ。2位に入れば、これまでの実績で勝てる可能性もある」との声も出ています。

　自身が所属する麻生派を率いる麻生副総裁も河野氏の出馬を容認していて、周辺は「まずは派内の支持をしっかり固めたい」と話しています。

　ただ、派閥のなかではすでに小林氏や上川氏などを推す動きが出ていて、一本化は困難な状況です。

　さらに、党内から脱派閥を訴える声が広がるなか、前回、推薦人を務めた議員からも「河野さんが派閥を出ないのであれば絶対に応援しない」と冷ややかな声が出ていて、派閥のしがらみと改革路線のバランスに苦慮するなかでの戦いになります。

　27日には麻生派の研修会が開かれる予定で、これまで意向を明らかにしていない麻生副総裁の発言も注目されています。

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