保護者や保育士の負担を軽減させるため、広島市が保育園で行っているおむつの定額利用サービスいわゆる「おむつのサブスク」実証実験。
その現場を取材しました。
【岡野アナ】
「広島市南区の保育園です。週明けの子どもたち元気よく登園してきました」
【保護者】
「迎えは妻で朝は僕でという形で…」
Q:月曜日なので荷物も?
「そうですね…多いですね」
午前7時半すぎ、慌ただしい様子で保育園を訪れる親子。
保護者たちはわが子が使う数々のグッズを指定の場所に収め仕事へと向かいます。
そんな保護者たちがいま注目しているのが…
【保護者】
「よその自治体とかでやっている人の話は聞いたことがあったので、いいなと思っていたので…すごい楽で…夜に一生懸命名前を書いている日々だったので」
【岡野アナ】
「ああ~積んでありますね。かなりの量が」
倉庫に置かれていたのはたくさんの「紙おむつ」
【大河保育園・岡峰康江園長】
「(各サイズ合わせて)30箱くらい1か月に使うのかなと思う」
実はこのおむつ定額料金で利用できるサービスいわゆるサブスクを利用したもので、広島市内12か所の市立保育園では今月、導入に向けた実証実験を行っています。
【岡野アナ】
「いまからおむつを交換するということで子供たがおむつ台の上にやってきました。共通の棚からおむつを取りだしてこちらで交換するということですね」
大きな狙いは保護者や保育士の負担を少しでも軽減させることです。
【母親】
Q:持ってくる荷物の量も減った?
「そうですね、めっちゃ軽いです」
【おむつが必要な子ども2人預けている保護者】
「うちは(導入されたら利用)したい。自分たちで買うと保育園に持ってきているのが1人につき3パックくらい。おむつ1パックあたりの値段がちょうどいいくらいになったらうれしい」
【父親】
「おむつ代が普段うちで負担している額とこちらで用意してくれる額どちらがいいかですね」
話を聞いた保護者のほとんどが本格導入を希望していますが、やはり気になるのは「利用金額」。
広島市によると今回の実証実験に協力している3つの事業者では1か月あたり「おむつ」と「おしりふき」で2000円から3000円台が相場だといいます。
また、保育士は…。
【保育士歴6年】
「一人一人のカバンからおむつを出すことがなくなったので、子供たちとしっかり関われる時間が増えたかなと思います」
一方で、心配している部分について…。
【保育士歴20年】
「(届く数が多いので)ちょっと置き場所はやはり工夫しなければ難しいかなと思う。(導入時には希望制になり)全員がサブスクを利用するかはわからないので、そうなると個人のものを確認したりというものも出てくるかなと思うので…」
広島市は来月中旬までに保護者や園にアンケートを行いその結果を踏まえてできるだけ早い時期に実施の可否を決めたいとしています。
<スタジオ>
サブスクだと残りの枚数を気にせずにすぐに交換ができてで、子どもたちも気持ちよく保育園生活が送れる。衛生面でも安心だなというふうに感じました。お金がかかってしまいますが、みんなが納得した価格設定になるといいと思います。
【コメンテーター:元カープ・山内泰幸さん】
「保護者は助かるので利用する人も多いのではないか。保育士さんも使い慣れたおむつなのでで両方いいと思います」
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