仙台市中央卸売市場に8月27日朝、今シーズン初めて新鮮なニタリクジラの生肉が入荷し競りにかけられました。
仙台市若林区の仙台市中央卸売市場に並んだニタリクジラの生肉。今年3月に完成したばかりの捕鯨船「関鯨丸」が26日、仙台港に水揚げしたものです。
「関鯨丸」ではこれまで外で行っていたクジラの解体を温度管理された室内で行うため、鮮度を保ったまま水揚げできるのが特徴で、27日は約2.1トンの生肉が競りにかけられました。
競りでは、尾びれの付け根あたりの肉でわずかな量しかとれない最高級の「尾肉」が1キロあたり41万円の最高値がつけられました。
また、27日は試食会も行われ、市場関係者が刺身やユッケなどで貴重な“生肉の味”を確かめていました。
試食した人
「以前(山口県)下関で冷凍された尾の身をいただいたことがあるんですけれど、とろけかたですとか口当たり、舌触りが全然違いました」
「学校の給食でクジラの竜田揚げをよく食べていたんですけれど、それ以来のクジラで、こんなにおいしいものかとびっくりしました」
関鯨丸を操業 共同船舶 所英樹社長
「本当にとろけるようなおいしさという表現だと思います。やわらかい脂ぜひ試してほしい」
27日に取り引きされたクジラの生肉は、県内のスーパーなどで販売されるということです。
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