台風10号の進路と今後の近畿地方の天気について、気象予報士の浅田麻実さんが解説します。

【浅田麻実 気象予報士】
27日も各地で天気の急変がありそうです。近畿の南部を中心にお天気が変わりやすくなっています。晴れていても突然の雷雨にお気を付けください。

雨雲の様子を見ると、午前11時現在、奄美大島の周辺を台風10号の雲の渦巻きが進んでいます。近畿地方からはまだかなり離れているのですが、この台風の周りを回って近畿地方にも熱帯生まれの暖かく湿った空気が流れ込んで来ています。この影響でお天気が変わりやすくなっています。

【浅田麻実 気象予報士】
この後の雨雲の予想を見ていきますと、特に南風の影響を受けやすい近畿の南部を中心に、雨雲が広がり続ける見通しです。いまのところ雨の予想が表れていなかった近畿北部や中部にかけても大気の状態が不安定になっています。雨具の準備があった方が安心です。

【浅田麻実 気象予報士】
台風の進路ですが、前日の予想よりもさらに大回り・西回りのコースを通りそうで、近畿地方への接近は遅くなってくる見通しです。

気象台からは『29日(木)以降、近畿に接近のおそれがあり』という情報が出ています。今後の情報にお気をつけください。

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