長崎ペンギン水族館でカメラが捉えたのは、向かい合って深々と頭を下げ何度もお辞儀をするジェンツーペンギン。

さすがに飽きてきたのか、左の子はウロウロ。
岩から飛び降り移動しますが、またペコリ。

40秒間で少なくとも5回はお辞儀をしています。

礼儀正しくあいさつをしているのか。
それとも、何か悪いことをして謝っているのか。

このおじぎの真相を飼育員に聞いてみました。

長崎ペンギン水族館 ペンギン飼育担当・小塩祐志さん:
専門用語でディスプレーという言葉がある。ジェンツーペンギンのペア同士の絆を深めるようなコミュニケーション。

おじぎをしていたのは恋人同士のペンギン。

「ディスプレー」と呼ばれるコミュニケーションをとる行動で愛を深めていたのです。

中には、飼育員のことが大好きで後ろから追いかけては、おじぎでアピールするペンギンも。

返事がもらえなくても諦めずにまたペコリ。

この「ディスプレー」は、ペンギンの種類によってさまざまなしぐさがあるといい、体の大きなキングペンギンは首を長く伸ばして大きな鳴き声を上げる、通称「トランペット鳴き」でアピール。

すると、隣にいたペンギンも大きく鳴いて返事をします。

「ディスプレー」は絆を深めるためだけでなく、なわばりを主張する際にも行われるなど、ペンギンにとって大切なコミュニケーション方法だということです。

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