■女性教諭が『脈拍と呼吸』確認後に 男性教員がシャツの上から左胸を触る
京都府立高校の60代の男性教員が意識不明になった女子生徒の脈を取ろうと、胸を触るなどのセクシュアルハラスメントを行ったとして減給処分を受けた。
この記事の画像(4枚)京都府南部の府立高校で保健体育を教える63歳の男性教員は、先月8日、女子生徒が体調不良で倒れ、意識不明になり保健室に運ばれた後、女性養護教諭が既に脈拍や呼吸が正常であることを確認したのにも関わらず、生徒の脈をとろうとシャツの上から左胸を触るセクハラを行ったという。
生徒の意識が回復し、救急車の中で養護教諭などに相談したことで事案が発覚した。
■「生徒の心を傷つけた。大変反省している」
男性教員は府の聞き取りに対し「救急措置が目的だった」と説明し「自分の行動で当該生徒の心を傷つける結果となった。大変反省している」とコメントしている。
京都府教育庁は「女性教員に頼めばできたことで、不自然・不適切な行為であった」としてセクハラを認定し、男性教員を27日付けで1カ月減給10分の1の処分とした。
教職員人事課の吉岡伴幸課長は「改めて教職員一人一人の規範意識と人権感覚の向上に努め、再発防止に全力で取り組む」と話している。
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