製薬会社ギリアド・サイエンシズは28日、エイズウイルス(HIV)感染症の治療に使われている「ツルバダ」が、国内でも感染予防目的で使えるようになったと発表した。厚生労働省が同日、承認した。感染リスクの高い人らが性交渉などの前に服用する予防投与は「PrEP(プレップ)」と呼ばれ、国内承認は初めて。
ギリアドのケネット・ブライスティング代表取締役社長は「目標は新規感染者をゼロにして日本および世界でのHIV流行を終結させることだ」とコメントした。予防目的では1日1錠を飲む。
ギリアドによると、ツルバダの予防投与は、2012年に米国で初めて認められた。(共同)
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