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 台風10号の影響で、小泉進次郎元環境大臣は30日に予定していた自民党総裁選への出馬表明を延期すると発表しました。

■“危機対応を優先”林長官も 茂木氏は…

 28日の自民党本部。総裁選まで1カ月を切るなか、多くの議員が活発に出入りしていました。

台風接近で予定に狂いも この記事の写真

 ただ、台風10号の接近で各陣営の予定にも狂いが出始めています。

小泉進次郎元環境大臣

 小泉元環境大臣は当初、30日に会見を開いて出馬を表明する予定でしたが、来月6日に延期すると発表しました。

林芳正官房長官

 林芳正官房長官も危機管理対応を優先し、3日にも表明する方向で調整しています。

高市早苗経済安保担当大臣

 また高市早苗経済安保担当大臣も「今週中」で検討していましたが、来月9日にも会見を開く方向で最終調整に入りました。

 一方、29日に茂木敏充幹事長を囲んでいたのは、地元・栃木県の議員たちです。

茂木敏充幹事長 茂木幹事長
「来週には決断したいと、そう思っています」

 こうしたなか、すでに出馬を表明している河野太郎デジタル大臣がテレビ朝日の番組に出演。波紋を広げる“裏金問題”について持論を展開しました。

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■河野氏が持論展開 派閥残留の理由は?

■河野氏が持論展開 派閥残留の理由は?

 26日の出馬会見で、裏金問題に関して「不記載額の返納を求める」と発言し、党内から反発の声が上がる河野デジタル大臣。28日にその真意を問われると…。

河野太郎デジタル大臣 河野デジタル大臣
「本来は不記載問題なんですが、裏金、裏金と言われてしまう。それなら、この不記載になった金額を国庫に返納する。自分の手元からお返ししますということでけじめにして、この問題を前に進もうよというのが、私が思っているところです」

 また、唯一派閥存続を決めている麻生派に残ったまま、出馬を表明したことについてはこう話しました。

河野デジタル大臣
「派閥でパーティーをやらないということを決めましたから、入ってくるお金がないから配ることもできない。人事については、派閥を介入させずにしっかり人事ができるかどうか。それをチェックするというのが大事なんじゃないか」

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■立憲代表選 泉代表は推薦人集めに苦戦

■立憲代表選 泉代表は推薦人集めに苦戦

 一方、立憲民主党の代表選挙でも動きがありました。

野田佳彦元総理大臣

 野田佳彦元総理大臣が29日午前中に立候補を表明します。

野田元総理
「総理大臣経験者ですので、簡単に名乗りを上げて、『負けました』『残念でした』という話ではなくて、不退転の決意で決めるということ」

 野田元総理は推薦人20人の確保にめどがついていて、政治改革などについて地元の千葉県で訴える予定です。

泉健太代表

 対照的に、推薦人集めに苦戦しているのが泉健太代表です。

 党内からは「小泉進次郎政権を想定して選挙の顔を選ぶなら、重みのある野田さんしかいない」といった声が上がります。

枝野幸男前代表 吉田晴美議員

 立憲の代表選には、枝野幸男前代表が立候補を表明したほか、当選1回の吉田晴美議員も意欲を示すなど、泉代表の再選へのハードルが高くなっています。

(「グッド!モーニング」2024年8月29日放送分より)

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