8月27日の大雨で岩手県盛岡市では、中心部を流れる川が一時、氾濫危険水位を超えました。
その際、避難所にもなった中学校で29日にゲームを活用して浸水の危険度を学ぶ授業が行われました。

盛岡市立河南中学校では29日、岩手河川国道事務所と仙台市の東北工業大学による防災の特別授業が行われました。

授業で使うのは人気ゲーム「マインクラフト」と洪水のハザードマップを組み合わせて作られたコンテンツです。

このコンテンツでは自分たちが住むまちが洪水で浸水した状態を見ることができ、生徒は空中散歩しながらその危険度を学びます。

生徒たちは学区内にある神子田朝市が最大で5m浸水することを確認しました。

また川から水が溢れる場所に堤防を設置することで洪水を防げることも学んでいました。

生徒
「学んだことを生かしてマップを見て避難できたらなと思った」

東北工業大学 小野桂介講師
「例えば大雨のときに少しでも早く避難してもらうとか、高いところに逃げてもらうとか、そういったところに繋がれば良い」

盛岡市での記録的な大雨から2日、生徒たちは防災の意識を高めていました。

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