岩手県内では、4月に入って林野火災などが相次いでいます。火事を防ぐため消防に注意する点や対策などを取材しました。
県内では4月に入ってから各地で火災が相次いでいて、岩手めんこいテレビのまとめによりますと、22日時点で67件発生しています。
このうち、林野火災や休耕田などが焼ける火災が38件と半分以上を占め、3人が火に巻き込まれて死亡しました。
盛岡地区消防本部予防課の佐藤雅史課長補佐は、この時期は火の取り扱いに特に注意が必要だと話します。
盛岡地区消防本部予防課 佐藤雅史課長補佐
「空気も乾燥していますし風が強い日もありますので、野焼きから林野・枯れ草に延焼拡大する火災が多い」
4月に入り38件発生した林野火災や休耕田などが焼ける火災のうち、野焼きが原因とみられるのは29件に上ります。
野焼きは原則禁止ですが、稲わらの焼却など農作業で行う場合は事前に消防に届け出が必要です。
野焼きをする時の注意点を聞きました。
盛岡地区消防本部予防課 佐藤雅史課長補佐
「多めの水を準備しておく、消火器を準備しておく。複数人で作業やるように気をつけていただく。風が強いと火が風であおられて延焼拡大しやすいですので、注意してやるではなく中止するように心がけていただきたいと思います」
農作業が本格化し外で火を扱うことが増えるこの時期、一人一人が防火意識を高く持つことが求められます。
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