シンガポール線を12月に就航するピーチの機体=関西国際空港で2024年6月27日午前10時46分、中村宰和撮影

 関西国際空港に拠点を置く格安航空会社のピーチ・アビエーションは29日、関空―シンガポール線を12月4日に就航すると発表した。ピーチの中距離国際線は関空―タイ・バンコク線に続いて2路線目で、東南アジアからの旺盛な訪日需要の取り込みを図る。

 1日1往復する。関空発は午後6時50分、シンガポール発は午前2時15分で、所要は約6時間半。運賃は片道1万3690円から。

 日本の航空会社が関空―シンガポール線を運航するのは14年ぶり。ピーチの大橋一成社長は「座席にゆとりのある最新鋭機A321LRを投入し、快適な空の旅を約束する。手軽な運賃で何度も足を運んでほしい」とコメントした。ピーチが2021年12月に導入したエアバスのA321LRは218席で、座席前後の間隔は76~81センチと従来のA320の71センチよりやや広く、充電用のUSB端子が設けられている。【中村宰和】

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