帝国データバンクが国内の主な食品メーカー195社を対象に行った調査によりますと、今月、値上げされる食品は1392品目で、5か月ぶりに1000品目を超えました。
品目別では
▽大手各社が一斉に値上げした冷凍食品を中心に「加工食品」が757品目と最も多く、全体の半数以上を占めました。
また
▽アイスやチョコレート製品などの「菓子」は169品目
▽ウイスキーやコーヒー飲料などの「酒類・飲料」は135品目と
それぞれ全体のおよそ1割を占めました。
調査会社では値上げの背景に異常気象などに伴う原材料高や物流費や包装資材にかかる費用の増加などがあるとしています。
一方、ことし1月から11月までに値上げされたり、値上げが予定されたりしている食品は、去年の同じ時期のおよそ4割に当たる1万1872品目となっています。
こうした状況について調査会社では、去年に比べて値上げの勢いは弱まっているものの、最低賃金の引き上げに伴う人件費の増加などを背景とした値上げの割合が徐々に増えるなど、複合的な値上げ圧力は高止まりした状態だと指摘しています。
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