県内の最低賃金の改定について話し合う審議会が開かれ、最低賃金はこれまでより55円引き上げた953円とすることが決まりました。
10月12日から適用される予定です。
県内の最低賃金をめぐっては長崎地方最低賃金審議会が、8月16日に現在から55円引き上げて1時間当たり「953円」とするよう、長崎労働局長に答申していましたが、3日は労働団体側からの異議を受けて継続審議が行われました。
労働団体側は引き上げ額が過去最高となったことは評価したものの、「引き上げ額が物価上昇に追いついていない」などと、更なる引き上げを求めました。
しかし、審議会は8月の審議通り「953円」で答申すると決めました。
労働者側 種村和久 委員
「日々、物価は上がっているのでこれで十分ではなく」「次年度に向けてさらに引き上げを求めていきたい」
使用者側 峯下隆久 委員
「2年間で100円の最低賃金のアップは非常に事業者にとっては厳しい」「賃上げに伴う助成については事業者が使いやすいもの、
(申請が)簡単なものを国には検討していただきたい」
新しい最低賃金の発効は10月12日の予定です。
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