大雨による洪水で岩手県内でも被害が出るなか、一関市の北上川では9月3日に市内の中学生が船の上から水門や遊水地などを確認する体験学習をしました。

体験学習をしたのは一関中学校の2年生3人です。
3日は国土交通省の河川調査船「ゆはず」に乗船し北上川をパトロールしました。

3人は岩手河川国道事務所の職員と一緒に川岸が崩れているところがないか確認したり、洪水から市街地を守る遊水地や水門を間近で見学したりしました。

県内では1947年と48年に襲来したカスリン・アイオン台風による洪水で一関市を中心に500人以上が犠牲になりました。

それをきっかけに遊水地や水門が整備されたことを学んだ生徒たちは災害への備えの大切さを感じているようでした。

参加した生徒
「水門が閉まることで街が浸水することなく安心安全に暮らせることがよかった」「やってくる水に備えて自分の家でも防災の準備をしたい」

生徒たちは4日に奥州市の胆沢ダムを見学し北上川流域の洪水対策についてさらに学ぶ予定です。

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