秋田県大館市の保育所で3日、女性消防団による防災教室が開かれ、子どもたちが火災や地震が起きたときの対応を学んだ。

防災教室に参加したのは、大館市の下川沿保育所の園児8人。

講師は大館市消防団の女性30人が所属する第15分団のメンバーで、火災現場での対応以上に地域の高齢者などの家を回って火災予防を呼びかける活動に力を入れている。

3日もこの一環で、子どもたちに地震や火災が発生したときの身の守り方や避難の仕方を教えた。

地震の場合は、被害を軽くするため、体を丸めて身の回りのものや手で頭を守る“ダンゴムシ”のような姿勢で揺れが収まるのを待つ。子どもたちはぬいぐるみや絵本を使ってしっかり頭を守っていた。

一方、火災では、室内に充満した煙を吸わないように口を布で押さえながら“ワニ”のように低い姿勢で避難することが重要。

この他にも子どもたちは、新聞紙を使った防災スリッパ作りに挑戦したり、制服を着て消防士の仕事を体験したりと楽しみながら防災を学んだ。

園児は「かばんとか水筒とか手で頭を守る」「煙を吸わない、姿勢を低くする。制服はめったに着られないのでうれしかった」などと話していた。

消防団は今後も教室を開催し、子どもの防災意識の向上につなげたいとしている。

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