TBSラジオはCMの内容を広告主に無断で差し替えて放送していた問題で三村孝成取締役会長が今月30日付で辞任し、林慎太郎代表取締役社長が10月1日付で代表権を返上すると発表しました。
TBSラジオは先月29日の臨時取締役会で「役員体制の見直し」を決議しました。
三村取締役会長の後任は、BS−TBS専務取締役の向山明生氏が代表取締役会長として就任します。
林社長は今年10月からの3カ月間、基礎報酬の30%を自主返納するということです。
また、TBSラジオは人事に合わせて調査結果を公表し、営業担当者が計2社の生CMを無断で差し替えていたことを明らかにしました。
広告主名やCMの本数については「公表を差し控える」としています。
また、放送確認書の偽造は新たに見つからなかったとしたほか、「他の営業担当者の不正や上長からの指示などの組織的関与も確認されなかった」と公表しました。
今回の不正に関し、関係者には懲戒処分を実施したということです。
再発防止策については「不正の余地をなくすため、CM進行表、放送確認書の業務に営業担当者を関与させない体制づくりを徹底するとともに社員教育の見直しなどを実施して参ります」としています。
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