岩手県内の牛などを集めて骨格のバランスや肉付きの良さを競う畜産共進会が9月4日から雫石町で始まりました。
後継者育成のために若手生産者の部門も設けられています。

増子智絵美記者
「生産者らが自慢の牛を引き連れて次々と会場入りしています」

この審査会は県内の畜産農家のレベルアップを目的に毎年開かれています。

4日は県内各地から黒毛和種のメス48頭が出品されました。

このうち若手生産者らによる「後継者の部」では10頭を審査。

審査員は出品された牛の体に触れながら骨格や肉付きなどを細かくチェックしました。

審査の結果「後継者の部」の1等賞には奥州市の遠藤あゆみさんが出品した「おたまちゃん」が選ばれました。

生産者の遠藤さんは県立農業大学校1年の19歳、今回が初めての出品です。

県立農業大学校1年 遠藤あゆみさん
「とにかくおたまちゃんがかわいいので、かわいいところが伝わった」

後継者不足が課題となるなか遠藤さんは今回の受賞をきっかけに県内の畜産業を盛り上げていく意欲を新たにしていました。

県立農業大学校1年 遠藤あゆみさん
「畜産業(に携わる人)が減っているので、もっと増えていくようにできれば」

審査会は5つの部門に分かれてていて5日はホルスタイン種の審査が行われます。

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