東京都日野市

 多摩動物公園(東京都日野市)は5日、同園で50年ぶりにインドサイが生まれたと発表した。赤ちゃんは3日、母親「ゴポン」(24歳)と父親「ビクラム」(推定23歳)の間に誕生。目視で体重40~60キロとみられ、性別はまだ分からない。

 ゴポンは出産当日の朝、毎日行う体調管理などのトレーニングを嫌がり座ったままだった。乳汁の分泌が見られたため展示を中止。刺激しないようモニター越しに様子を観察していたところ、午後1時20分に出産した。

インドサイのゴポンと赤ちゃん=東京動物園協会提供

 ゴポンは4回目の出産で、落ち着いて乳を与えている。同園によると、赤ちゃんは1日2キロほど体重が増加。約1カ月で親と同じ草を食べるようになるが、離乳まで1年ほどかかるという。一般公開については、同園の公式サイト(東京ズーネット)で知らせる。【斉藤三奈子】

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