函館でガの幼虫ケムシが大量発生し、風に飛ばされるなどして周囲に広がっています。

 付近住民は市などに対応を求めています。

 函館市千代台町の街路樹。

 よく見ると白いものが降っています。

 「これそうじゃない?半端でないよ、この数。踏んだらぬるっとする」(近所の住民)

 地面を埋めつくしていたのはおびただしい数のケムシです。

 このケムシは「アメリカシロヒトリ」というガの幼虫です。

 毒はないとはいうものの。

 「うわっ!落ちてきた!やばっ!とれない」(佐藤カメラマン)

 風で飛ばされたケムシはこんなところにも。

 「ベンチには白いケムシがウジャウジャ付いています。さらにこちらの滑り台、もとんでもない数となっています」(佐藤カメラマン)

 ベンチや滑り台を覆いつくすケムシ。

 それだけではありません。

 「きのう起きたらいっぱいで玄関に出られなかった。何とかしてもらえないかな」(函館市民)

 専門家に対策を聞くと。

 「ケムシが大きくなって活動する前に早い段階で枝葉を除去するのが基本」(桧山森林管理署 長谷川健一さん)

 ケムシを見つけたら枝葉ごと切って殺虫剤をかけるのが効果的と言います。

 函館市では7月からケムシの防除を行ってきましたが、大量発生しており、対応を急いでいます。

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