青森県東通村の尻屋崎で1年を通じて野外に放牧されている寒立馬(かんだちめ)が出産シーズンを迎えている。これまでに2頭の子馬が生まれ、母馬のそばで順調に成長している。あと2頭の誕生も見込まれており、にぎわいを見せている。
寒立馬は南部馬を祖先に持ち、農耕馬に改良された馬。自然放牧という厩舎(きゅうしゃ)すらない自然そのままの形で放牧され、厳冬期の厳しい環境にも耐える。今年は14頭が越冬した。生まれて間もない子馬は母馬に見守られながら、寝転んだり、乳をせがんだりと愛くるしい姿を見せていた。
大型連休を控え、担当者は「可愛い子馬が生まれたのでぜひ見に来てほしい。ただ、餌を与えたり、大きな声を出したりしないようにお願いしたい」と話している。【松本信太郎】
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