三菱重工業は9日、政府の情報収集衛星「レーダ8号機」を搭載したH2Aロケット49号機の打ち上げを延期すると発表した。11日を予定していたが、発射場がある種子島宇宙センター（鹿児島県）で悪天候が予想されるため。新たな期日は未定。
情報収集衛星は、宇宙から地上の様子を観測する事実上の偵察衛星。安全保障に関わる情報収集や、大規模災害時の状況把握のために活用する。
H2Aは国産主力の液体燃料ロケット。本年度をめどに50号機で運用を終え、宇宙航空研究開発機構（JAXA）と三菱重工が開発する新型のH3ロケットに移行させる予定。（共同）
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