JR東日本は10日、中央線快速への普通グリーン車導入について、来春にサービスを開始すると発表した。今年10月13日からはグリーン車を連結した車両が順次走り始めるが、サービスの正式スタートまでは「お試し期間」として、グリーン料金不要で乗車できる。
グリーン車が登場するのは、中央線快速(東京―大月)と、直通する青梅線(立川―青梅)。現在の10両編成に2階建てグリーン車2両を連結した12両で運行される。
中央線快速は東京駅での折り返し時間が限られることが課題となっていたが、開口部が約1.6倍広い両開きドアや、自動回転する座席を導入することで作業時間を短縮。全席にコンセントやドリンクホルダーを備える。
中央線快速の普通グリーン車は当初2020年度中のサービス開始を予定していたが、ホームの延長工事が難工事になったり、半導体不足で車両製造が遅れたりして延期されていた。これにより、首都圏の主要5路線(中央、東海道、東北、常磐、総武)への普通グリーン車導入が完了することになる。(細沢礼輝)
鄭重声明:本文の著作権は原作者に帰属します。記事の転載は情報の伝達のみを目的としており、投資の助言を構成するものではありません。もし侵害行為があれば、すぐにご連絡ください。修正または削除いたします。ありがとうございます。