新潟県佐渡市で稲や特産品の豊作を願う祭りが開かれ、県外の大学生たちが能を披露し、地元の人たちとの交流を深めていました。
9月7日、佐渡市・羽茂地区にある草苅神社の祭りで披露された夜能。
これは稲や特産品の豊作を願い毎年行われているもので、今年は神奈川県の相模女子大学の学生も舞台に上がりました。
日本の伝統や文学を学ぶ学生たちは、授業の一環で8月の「たかち芸能祭」にも参加。
伝統芸能の後継者不足が課題となる中、佐渡市と協定を結んだ大学が数年前から現地での授業に力を入れています。
【相模女子大学 連携教育推進課 三木若葉 係長】
「学校として、地域の皆様とのつながりを通して、学生たちの活動の機会をいただいて感謝している」
草刈り神社の祭りに向けても数日前から佐渡に入り、舞の練習に汗を流した学生たち。姿勢や立ち位置などを確認し、いよいよ本番です。
地元の人たちが見守る中、緊張した面持ちで舞を披露。舞を終えた学生たちには温かな拍手が送られました。
【相模女子大学2年 宗田真佑花さん】
「本当に貴重な体験をさせていただいた。相模女子大でも10年ほど(学生を)受け入れていただいて、そのおかげで私も去年・今年と佐渡に来ることができた」
【草苅神社 天澤眞博 宮司】
「佐渡は能楽が盛んな島。毎年合宿に来て、それだけで熱心さが伝わり大変ありがたい」
学生たちは舞台での体験を通して伝統への学びを深めることができたようです。
鄭重声明:本文の著作権は原作者に帰属します。記事の転載は情報の伝達のみを目的としており、投資の助言を構成するものではありません。もし侵害行為があれば、すぐにご連絡ください。修正または削除いたします。ありがとうございます。