特集は岸本気象予報士の体験シリーズ。今回は収穫が始まったばかりのシャインマスカットです。農園で今年の出来、おいしいものの見分け方を聞いてきました。シャインマスカットのスイーツも紹介します。


■シャインマスカット狩りに挑戦

岸本慎太郎気象予報士:
「須坂市にやってきました。今回は僕の大好きな果物の収穫を体験させていただけるということで、行ってきます」

訪れたのはマルロク返町遊覧園。

岸本気象予報士:
「きょうはよろしくお願いします」

マルロク返町遊覧園・返町駿さん:
「よろしくお願いします」


岸本気象予報士:
「うわーおおきいですね」

農園では9月1日からシャインマスカットの収穫が始まりました。

マルロク返町遊覧園・返町駿さん:
「ハサミを使って紙の上からチョキンととってみてください」

岸本気象予報士:
「初の収穫いきます。おおーすごい、切った瞬間ずっしりと重みが。うわー大きいな」

返町さん:
「1年かけて作ってきたので無事収穫できてよかった」


■今年は「非常に甘いブドウに」

岸本気象予報士:
「今年の出来ってどうですか?」

返町駿さん:
「猛暑と干ばつでどうなるかと思ったが、非常に甘いブドウに仕上がっている」


早速、試食―。

岸本気象予報士:
「あーやっぱりねこのシャインマスカットならではのさわやかな風味。いやーこれが収穫してそのまま味わえるかなり幸せな体験をさせてもらってます」


■おいしいものの見分け方は?

岸本気象予報士:
「どういうものがおいしいとか見分け方みたいなのはあるんですか」

マルロク返町遊覧園・返町駿さん:
「シャインマスカットって一般的に緑を連想される方多いかなと思うんですけれども、こういうクリーム色だったり黄色い方が甘いです」

岸本気象予報士:
「そうなんですね」

岸本気象予報士:
「じゃあちょっと黄色くなってきているものを収穫したいと思います」
「とれました!完熟のシャインマスカットです」


■一房の中で味に違いは?

岸本気象予報士:
「こちらブドウって一房にたくさん実がついているんですけど、この中でどれが甘いとかってあるんですか?」

マルロク返町遊覧園・返町駿さん:
「一般的に上の方から熟して甘くなってくるので、上の方が甘い」

岸本気象予報士:
「じゃあちょっと食べ比べてみてもいいですか」
「一番下のとったんですけど、びっくりするくらい甘いです」


岸本気象予報士:
「ん~確かに若干なんですけど、上の方が甘いような気がします」


■甘いブドウが育てられる須坂の気候

ブドウの産地として知られる須坂。なぜ栽培が盛んになったのでしょうか。

マルロク返町遊覧園・返町駿さん:
「水はけもがよくて、降雨量が少ない。晴天率が高く甘いブドウが育てられる。私で4代目になる」

岸本気象予報士:
「長野県は内陸にありますのでちょっと乾燥したような感じの気候。雨もあまり多くないということで、大きくなりすぎずおいしくできるんですね」

返町駿さん:
「さすが気象予報士さん」


■ブドウ狩りも直売も

岸本気象予報士:
「新潟からご旅行で?」

新潟から:
「ブドウ狩りやりたくて」

こちらの農園では今月いっぱいは予約不要でブドウ狩りが楽しめる他、さまざまなブドウを購入でき贈答用にも重宝されています。


長野市から:
「(贈答用に)10万円分くらい。ここがうまいぞと思って」

長野市から:
「贈答用で5件分。毎年こちらへ来て、おいしくて。去年送ったらこんないいブドウと喜ばれて」

マルロク返町遊覧園・返町駿さん:
「上は北海道、南は沖縄まで全国各地に発送してますので、今年も秋の味覚を喜んでもらえればいい」


■街中ではスイーツスタンプラリー

そのままでもおいしいブドウですが、地域ではスイーツでも味わってもらおうとスタンプラリーも実施中です。

こちらはスタンプラリーの参加店のひとつ、「Kitchen&Bar SABO(キッチンアンドバーサボ)」


■一房まるごと使ったパフェ

一口サイズに切ったシャインマスカット、白ワインのゼリー、マスカルポーネのムースなどを盛りつけ、そして、最後に。


Kitchen&Bar SABO・重倉彩乃さん:
「これで1房のシャインマスカットを乗せて完成」

なんと一房まるごと!


Kitchen&Bar SABO・重倉彩乃さん:
「お待たせしました、シャインマスカットのイタリアンドルチェパフェになります」

岸本気象予報士:
「えーすごいですよ、豪快」


岸本気象予報士:
「かなりインパクトが大きくて食べるのが申し訳ないというか緊張しちゃうんですけど、どうやって食べたらいい?」

Kitchen&Bar SABO・重倉彩乃さん:
「外してもらって中のパフェを食べながら合間にシャインマスカットをつまんでもらえたら」

岸本気象予報士:
「いただきます。シャインマスカットの風味がちゃんとしています。ジュレとかシャーベットとかさっぱりしたものがつかわれているのでシャインマスカットがかなり引き立っている」

重倉彩乃さん:
「溶けにくい素材を使っているので、最後までおいしくお召し上がりいただけると思う」

食べきれなかった分は持ち帰ることもできます。


■シャインマスカット使った和菓子も

スタンプラリーには35の店が参加。

3つ巡って応募すると先着順でスイーツギフト券がもらえます。


参加店の中にはシャインマスカットの和菓子を提供する店も。


シャインマスカット丸ごと1粒を白あんと餅でくるんだ大福です。

餅 和菓子処 おおば・大峡智司さん:
「5年ほど前から秋の主力商品として販売している。おかげさまで順調でリピーターも増えてありがたい」

リピーターの客:
「何度かいただいています。おいしいですよ。高級感がありますよね、ちょっと贅沢している感じが好き」

初めて購入した客:
「たまたま友達が来るので一緒に食べようかなと。楽しみです、大好きなので甘いものは」

岸本気象予報士:
「ではシャインマスカット大福いただきます。大福の皮のもちもちっとした食感とシャインマスカットのパリッとした食感が合わさってとても楽しい大福になっています」


残暑は厳しいものの着実に季節は秋。

夏の日差しをたっぷり浴びて今年も産地のブドウは上出来のようです。

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