岩手・盛岡の街に秋の訪れを告げる「盛岡秋まつり」が9月14日から始まります。
それを前に12日、盛岡八幡宮で市内を練り歩く山車を奉納する神事が行われました。

12日の奉納祭には山車を運行する8つの組の関係者など約40人が出席しました。

盛岡秋まつりの山車の運行は、300年以上前に南部藩の町づくりが完成したのを祝って始まったとされ、2024年に県の無形民俗文化財に指定されています。

12日はそれぞれの組の代表が伸びやかな声で音頭上げをし、祭りの安全を祈願しました。

盛岡山車推進会 鈴木正男会長
「多くの人たちが山車のパレードに沿道に並んでいただくのが、私どもにとっては非常にうれしいこと」

パレードに参加する8つの組のうち盛岡八幡宮のおひざ元八幡町「い組」の山車は、毎年、歌舞伎をテーマにしていますが、2024年は「雨の五郎」の色気漂う姿が表現されています。

い組(八幡町)三浦光一頭取
「門前町八幡ということで今年度も立派な山車を皆様に披露したいなと思っています」

華やかな山車が街を彩る盛岡秋まつりは14日から3日間開かれます。

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