長崎県内のチャイルドシートの使用率が発表され、87.1%と全国平均を上回りました。

一方JAFは12日、チャイルドシートを使う子供の身長の目安を、これまでより10センチ高い「150センチ未満」へと引き上げました。

長崎市八千代町のJAF=日本自動車連盟長崎支部です。

JAF長崎支部 松本義昭さん
「本来は100%(着用)であるべきなのが、残念なところ2つ目に危惧しているのは使ってはいるけど、正しく使われているかミスユース間違った使い方や取り付けが甘いところが心配されるところ」

JAFと警察庁によると、長崎県内のチャイルドシートの使用率は87.1%と全国平均78.2%を上回りました。

ただ、全国(8地域)の調査では、乳幼児のチャイルドシートの3割強(30.2%)が、正しく取り付けられていないとのデータもあります。

8月18日には福岡県福岡市で、軽乗用車と路線バスが正面衝突し、軽乗用車に乗っていた7歳と5歳の姉妹2人が死亡しました。

警察によりますと2人は後部座席でシートベルトを着用していて、腹部の出血が多かったことから、シートベルトの締め付けが原因で死亡した可能性があるということです。

JAFはチャイルドシートとシートベルトの正しい使用を呼びかけます。

JAF長崎支部 松本義昭さん
「内臓破裂だったり首の頸部の裂傷であったり首のけがにつながるとデータ的に出ていますので、シートベルトは首にかからないように鎖骨から、1番大きな骨の胸骨しっかりと通るようにすることと、前のベルトも、骨盤を守るために腰骨の1番太いところにしっかりと当てることが重要」

JAFは万一に備え、シートベルトの効果を高めようと12日からチャイルドシートを推奨する身長の目安を「140センチ未満」から「10センチ未満」へ引き上げました。

平均身長150センチに達するのは小学校高学年から中学生ごろと見込まれ、JAFは大き目のチャイルドシート=ジュニアシートの使用も呼び掛けています。

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