敬老の日に合わせてNITE製品評価技術基盤機構が高齢者の生活環境に潜む危険について、注意喚起を行いました。

高齢者の移動をサポートする「電動車いす」。

便利に見えますが、利用時には注意が必要です。

踏切を走行中、歩行者を避けようとするとタイヤが溝にはまり動けなくなってしまいました。

また、端に寄りすぎると脱輪する可能性も。

踏切内に閉じ込められている人を見かけたら、非常ボタンを押すなどの対応が必要です。

実際に踏切に限らず、側溝への転落や脱輪による死亡事故も起きていることから、動画を公開したNITEは、利用する道路環境をあらかじめ確認するなど注意を呼びかけています。

さらに、家の中に潜む危険も…

ガスコンロに近づきすぎると、服に火が燃え移りました。

白内障が進行している高齢者は、ガスの火の青色が見えにくい上、炎は目に見えていない部分にも存在するため、コンロから離れていても衣服に着火する恐れもあるということです。

コンロの奥に物は置かず、服の裾や袖が火に触れない環境を整えるよう呼びかけています。

一方、高齢者を介護する人も注意が必要です。

高齢者が寝ている介護ベッド。

リモコンを使って背中を起こすと、柵に手が挟まり怪我をすることも。

NITEは、柵に保護カバーをつけたりクッションを挟むなどして、隙間をふさぐ対策をするよう呼びかけています。

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