9月16日まで3日間にわたって開催された盛岡秋まつり。
15日は「お稚児さん参り」と「山車大絵巻パレード」が行われました。
大勢の観客でにぎわった祭りの様子を井上アナウンサーがリポートします。
井上智晶アナウンサー
「小さな子どもたちがきらびやかな衣装を身にまとい盛岡八幡宮を目指します」
「お稚児さん参り」は子どもたちの成長を神様にお願いするもので盛岡八幡宮では毎年行われています。
15日は岩手県内外の3歳から10歳までの68人が参加しました。
沿道には、子どもたちを応援する看板を掲げた地元の人もいました。
沿道の声援もあり参加した全員が盛岡八幡宮までの約1キロの道のりを笑顔で歩ききりました。
八幡宮に到着すると子どもたちは本堂に入り、しっかりとお辞儀をして願いごとをしていました。
参加した子どもは、「すごく冒険みたいで楽しかった」「みんな健康であるようにお願いした」と話していました。
井上智晶アナウンサー(午後6時過ぎ)
「各組自慢の風流山車が勢ぞろいです。これから夜の大絵巻パレードが始まります」
山車大絵巻パレードには市内の各地区から8台の山車が集結し、もりおか歴史文化館前から大通りを練り歩きました。
井上智晶アナウンサー
「灯りをまとった山車は夜空に映え、昼間とはまた違ってきらびやかさが一層増します」
絢爛豪華な各組の山車は、それぞれ歌舞伎や歴史上の名場面などをテーマに1カ月から数カ月ほどかかって制作されました。
<な組(本宮) 加藤清正の虎退治>
な組は6年ぶりの参加で、これまでは他の組に依頼していた山車の制作を今回初めて自分たちで行いました。
な組(本宮地区) 浅沼芳光頭取
「大好評で迫力ある山車ができたと思っている。本宮地域から出ているな組の山車なので地域の伝承のために、これから大いに盛り上げようと思っている」
<二番組(本町通) 鵺退治>
二番組は、半世紀前の写真などを参考に架空の妖怪を武将が対峙する「鵺退治」という演目を復活させました。
二番組(本町通) 大沼敏裕頭取
「50年以上前に私の父親が関わって作った山車を、自分たちで制作して、こういうのもあるというのを見ていただければと思う」
この絢爛豪華な山車をさらに盛り上げるのが太鼓の音色と「ヤレヤレ」の掛け声。
参加した子ども
「久々に叩いていろんな人も見てくれて、盛り上がって楽しかった」
「これがずっと続くようなお祭りになってほしい」
風情あふれる山車が練り歩く様子はさながら歴史絵巻のようで、沿道には大勢の観客がつめかけました。
訪れた人
「大好きで毎年来ていた。秋が来た気がする」
「例年だと似たようなものが多かったが、今年はかなり特色が出ていた。山車作りをしていると思った」
二番組(本町通) 大沼敏裕頭取
「この太鼓の音だったり聞いて、季節を感じるお祭りだと思うので残していきたいと思う」
盛岡の伝統、そして人々の郷土への愛着が感じられる盛岡秋まつり。これからも未来につないでいきます。
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