16日午後、鳥取県三朝町の三徳山にある三佛寺投入堂付近で、登山中の女性が転倒し足の骨を折る大けがをしました。

16日午後1時前、三朝町の三徳山に登山に訪れていた兵庫県の男性から妻が登山道で転倒し足を捻挫したため、自力での歩行が困難だとして119番通報がありました。

けがをしたのは、兵庫県宝塚市の60歳の女性で、防災ヘリに収容され病院に搬送されました。右足首の骨を折る重傷ですが、命に別状はないということです。

警察によりますと、女性は家族4人で三徳山に入り、三佛寺投入堂の約50メートル手前で転倒したということです。
当時、女性が転倒した場所は濡れていたということです。

国宝「三佛寺投入堂」は、高さ900mの三徳山の山肌の断崖絶壁にそびえ立ち、そこに至る道のりの険しさから「日本一危険な国宝」とも呼ばれています。
投入堂までの登山道では、滑落事故が多発していることから、警察は「安全に登山を行うよう心がけて欲しい」と呼びかけています。

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