スターバックスコーヒージャパンは14日、埼玉県越谷市の大型ショッピングセンター、イオンレイクタウンに新しいタイプの店を改装オープンした。国内初の子供向けメニューも用意したいわば“キッズスタバ”で、子育て中の顧客などにくつろげる空間を提供する。
店は「越谷イオンレイクタウン mori 3階店」。レイクタウン7カ所のスターバックスのうち、改装前の同店が玩具店など子供向け店舗の多いエリアに位置していたほか、読み聞かせなどの活動にも積極的に取り組んできたことから、子供を意識した新タイプにリニューアルすることにした。
メニューには国内店初の「キッズフラペチーノ」がバニラ、マンゴー、チョコレートの3種類の味で登場。子供が持ちやすく割れにくい取っ手付きの樹脂製グラスで提供する。タンブラーの台紙にできる塗り絵や、飲み物にシロップやチョコレートなどのソースを追加できるサービスもある。
座る場所は境目のない大きく低いタイプのソファで、通常の椅子より子供に視線が近い。軟らかいため子供が転んでぶつかってもけがをしにくく、表面の素材は飲み物をこぼしてもふきやすい。ベビーカーや車椅子が通りやすい広い空間も特徴だ。
13日の先行体験会に5歳の長男と参加した越谷市の女性は「かわいらしい雰囲気でいるだけで楽しく、子供も喜んでいる。子供がうるさいという人もいるのでこうした店はありがたい」。月出晶子店長は「境目のない広場のイメージの店。お子様はもちろん、さまざまな方がいろいろな使い方でくつろいでくれる、そんな店を目指したい」と語った。【増田博樹】
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