■同級生のランドセルを無理やり持たされる
大阪市立小学校に通っていた女子児童が、いじめを受けたのに学校側が適切な対応をとらず、不登校になったなどとして、大阪市に損害賠償を求める裁判を起こしました。
訴えによると4年前、大阪市立小学校の1年生だった女子児童は、下校時に同級生のランドセルや水筒などを無理やり持たされるなどのいじめを受け、次第に学校に通えなくなり、翌年12月に転校しました。
転校後に大阪市教育委員会が設置した第三者委員会でいじめと認定されたということです。
■『いじめで転校や転居が必要になった』大阪市に300万円の賠償求める
女子児童と両親は学校側がいじめを「トラブル」と表現し、加害児童の指導をしないなど、適切な対策を怠った結果、女子児童が不登校になり、転校や転居が必要になったとして大阪市にあわせておよそ300万円の損害賠償を求め、25日裁判を起こしました。
女子児童の父親は会見で「娘が部屋に折り紙で絵馬を作って飾っているんですけど、安心できますようにって書いてるんですね。娘が安心した生活が送れるように、加害児童に指導をしてほしい、それだけなんです」と語りました。
大阪市教育委員会は「訴状が届いていないので、コメントは差し控えさせていただきます」と話しています。
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