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 林芳正官房長官が19日、『ABEMA Prime』の自民党総裁選の候補者9人による討論会に出演し、趣味である音楽によって、理想的な友人関係が築けていると明かした。林氏は、1997年に議員による音楽ユニット「Gi!nz」を自ら立ち上げ、ピアノやギターの演奏を得意としている。討論会で「友だちとは?」という質問に「音楽は良いコミュニケーション」と語った。

【映像】林芳正官房長官が語る音楽の力

 林氏が山本一太氏と立ち上げた「Gi!nz」は、自民党所属の国会議員によるユニットで、若者に政治に関心を持ってもらうためのものとされている。ロックテイストでニューミュージック風の楽曲が多く、各地の被災地を訪問してはチャリティーコンサートなども開催している。

 国会議員、さらには要職に就いている政治家となれば、利害関係のない人付き合いは減り、かえって孤独を感じるというケースも多いと言われる中、林氏は「やはり学生時代の友だちは利害関係がない。がっつり悪いところも言われる」と、立場を気にせず指摘してくれる貴重な存在だという。また「中学、高校、大学、それからサラリーマンの時の同期とは、いまだに会っている。大人になると、どこかで利害があるが、一緒に音楽をやることでそれを抜きに長続きする。今でもそういう人たちと時々セッションしたりするので、音楽はコミュニケーションに良い。Gi!nzでは政治の話はせずに、音楽の話だけ」と述べた。

 また、若者にとっての選択肢という議論では、エアロスミスの楽曲「ウォーク・ディス・ウェイ(Walk This Way)」を引き合いに、「『この道を歩け』と言われている気がするかもしれないが、そうじゃなくてもいい。いろいろな選択肢を取って、成功した人はいっぱいいる。私も文科大臣の時にいろいろやってみたが、世の中で起きていることと、小学生ぐらいの親が考えていることとの間に時差がある気がした。選択肢を増やして『これでやっていける人が増えています』というのを見てもらいたい」と、教育の観点でも多様化を求めていた。
(『ABEMA Prime』より)

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