「人間の子どもみたい」はぐれ子グマが“園の人気者”に　“ヌンチャク”に“へそ天”姿も披露　北海道・旭山動物園

北海道・旭川市の旭山動物園で、木やタイヤを振り回して遊ぶ子グマの姿が「まるで人間のようだ」と話題となっている。この子グマは、1年3カ月前に、親とはぐれて衰弱していたところを保護された。

“はぐれ子グマ”が動物園の人気に

北海道・旭川市の旭山動物園で撮影されたのは、まるで“フラフープ”のようにタイヤを器用に回すオスのエゾヒグマ「すなすけ」だ。

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すなすけは2本足で立ち、木を“ヌンチャク”のように振り回して遊んだかと思えば、来園者の目の前でおへそ丸見えの状態で寝そべる、いわゆる“へそ天”姿を披露。

こうした様子が“人間すぎる”とSNSで話題になっている。

動画の撮影者：
本当に人間の子どもみたいで、面白くてかわいかったです。

現在は入園客をメロメロにしている“すなすけ”だが、実は約1年3カ月前はまったく様子が違っていた。

2023年6月、北海道・砂川市の公園で親とはぐれて弱っていた“はぐれ子グマ”が発見された。この子グマが「すなすけ」だったのだ。

作物や人を襲うクマも多く駆除を求める声もある中、すなすけは旭山動物園に保護された。なぜ保護されることになったのか。

旭山動物園エゾヒグマ飼育担当・大内章広さん：
“すなすけ”については、他の動物と同じように衰弱した動物なので、動物園の方で保護したという感じです。

旭山動物園では、クマに限らず弱った野生動物などが持ち込まれ、必要な場合は園で保護することがあるという。

その結果、すなすけはすくすく成長し、野生だったとは思えない姿を見せ、園の人気者になった。

旭山動物園エゾヒグマ飼育担当・大内章広さん：
保護されて動物園で暮らす事になったすなすけを通して、生き物との自分たちとの関わり方を知ってもらえるような、きっかけになればいいのかなと思います。
（「イット！」 9月16日放送より）

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