車のおもちゃを自慢げに見せてくれる男の子。
この記事の画像(9枚)男の子:
これ鳴らない。消防車。
ここは、壊れたおもちゃを無料で直してくれるおもちゃ専用の病院。
修理をする人たちは“おもちゃドクター”と呼ばれています。
そんな“おもちゃドクター”の1人、日比野信一(ひびの・しんいち)さん(80)は、ドクター歴12年のベテランです。
日比野信一さん:
おもちゃって子どもの宝物。それはちゃんと直してあげなきゃなと思いますね。
“おもちゃは子どもにとって唯一無二の宝物”。
日比野さん自身も子どもの頃、遊んでいた物すべてが宝物のように思えていたそうです。
これまで直したおもちゃの数は、12年間で600以上にものぼります。
日比野信一さん:
悲しい顔で受付に来たのに、帰る時は笑顔で帰ってくれる。それがすごい楽しみですよね。
この日やってきた女の子も、心配そうな表情。
大好きな犬のおもちゃの首が折れてしまったということですが、日比野さんの手にかかれば・・・すぐに元通り!
女の子:
ありがとう。
日比野さん:
はいどういたしまして。また遊んでください。また壊れたら持ってきてください。
母:
気をつけます。
日比野さん:
気をつけなくていいですから、思いっきり遊んで。
“おもちゃが壊れることを気にせず、子どもたちには自由な発想で遊んでほしい”と、日比野さんはおもちゃを直し続けています。
日比野信一さん:
壊していいとは言わないけどね、壊れるかもしれないからこの遊びやめようというのはやらないで、(壊れたら)お任せくださいっていうことだね。
子どもたちの“宝物”と“自由な発想”を守るため、おもちゃを直し続ける日比野さんの活動はあすも続きます。
(イット!9月6日放送)
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