宮崎市のフェニックス自然動物園に宮崎公立大の学生約200人が訪れました。「大学生が遠足?」と思いましたが、動物園からの依頼で訪れていたんです。
(児玉泰一郎アナウンサー)
「宮崎公立大の学生が動物園内を楽しそうに散策しているように見えるんですが、聞き耳を立ててみると、動物園の批評をしあっています。」
視察にやってきたという宮崎公立大学の2年生約200人。授業の一環で、フェニックス自然動物園の課題を解決するために、調査に来ていたんです。
動物園の課題とは…。
(竹田正人園長)
「一番来ていただいていない年代の方に来てもらうのが今の命題になっています。そこからいろんな意見をいただいて、動物園の改革につなげていきたい。」
10代、20代の来園客の割合は約2割。この年代をさらに増やそうと、大学生を招待し、意見をもらうことにしました。
(竹田正人園長)
「若い人たちの希望に沿ってない部分があると思う。辛辣な意見こそいい意見だと思うので楽しみにしています。」
この動物園に初めて来たという県外出身の学生は…。
(学生は)
「入ってすぐゾウさんみたいな矢印があったら、『ゾウさんもうちょっとだ』と子供たちが思う。」
キリンのエリアを視察したこちらの学生は驚いた様子。理由を聞いてみると?
(学生は)
「他の動物園だとキリンとシマウマコーナーでわかれたりしているので。」
異なる種類の動物を国内で初めて混合展示したのがこの動物園だと伝えると?
(学生は)
「え〜!そうだったんですね。ちょっとわからなかったです。キリンとシマウマが触れ合っている所を写真に撮って、SNSなどでアピールしたら伝わるんじゃないか。」
動物にエサをあげられるコーナーでは…。
(学生は)
「手洗い場がどこにあるか1回探した。ウエットシートだけでもあれば手をふけたりしていいのに、とは話した。」
「全体的に体験型が少なかった気がして、体験できるところをもっと増やしてもいいのではと思った。」
学生たちは今後、意見をまとめ、今年7月にプレゼンテーションをする予定です。
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