防衛省は、ロシア軍機が北海道沖の領空を侵犯し、緊急発進で対応にあたった航空自衛隊の戦闘機が初めて「フレア」という火炎弾を使用した警告を行ったと明らかにしました。
防衛省によりますと、23日午後1時3分ごろと午後3時31分ごろ、さらに午後3時42分ごろの3回にわたってロシア軍の哨戒機1機が北海道の礼文島北側の領空を3回にわたり侵犯したということです。
航空自衛隊の戦闘機が緊急発進して対応にあたり、警告としてミサイルなどをかく乱するための熱源のフレアを発射しました。
フレアを使用した警告は領空侵犯への対応を開始してから初めてだということです。
政府はロシア政府に対して外交ルートで厳重に抗議し、再発防止を求めました。
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