中国軍が訓練用のICBM(大陸間弾道ミサイル)を太平洋の公海上に発射したことを巡り、林官房長官は中国軍の動向について「深刻な懸念事項だ」と強調しました。

林官房長官
「中国の軍事動向等はその透明性の不足と相まって、我が国と国際社会の深刻な懸念事項となっております」

 林長官は、中国軍が25日朝に発射したICBMについて、日本上空の通過は確認されず被害の報告もないと説明しました。

 中国側から事前の通報はなかったということです。

 また、23日にロシア軍の航空機が北海道沖で領空侵犯するなど、中ロの軍事活動が活発化していることについて、「強い危機感を有している」と強調し、「引き続き情報収集と警戒監視に全力を挙げる」としました。

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