27日に投開票を迎える自民党の総裁選挙は、石破、高市、小泉氏の3人の候補が激しく競り合う情勢となっています。
(政治部・平井雄也記者報告)
27日に投開票を迎える自民党の総裁選挙は、石破、高市、小泉氏の3人が激しく競り合う情勢となっています。
決選投票を見据え、各候補は、一定のまとまった票を動かせる重鎮や派閥の領袖に支援を要請するなど、最後の追い込みをかけています。
自民党内からは、地方からの人気が高い石破氏が党員票を手堅く固め、決選に進むとの見方が強まっています。石破陣営の幹部は、26日朝の選対会議で「必ず1位だと確信している」と強調しました。
高市陣営は「これまで全国各地で講演して支持を積み重ねてきた」として、党員票では一定の結果が出ると見込んでいます。
一方、当初、本命候補とみられていた小泉氏は、週末の世論調査では失速気味となっています。陣営関係者は「決選に残りさえすれば勝てる」として議員票に勝負をかけています。
その議員票について、ANNの取材では、小泉氏が60弱を固めて大きくリードしています。一方、高市氏は安倍派を中心に40前後、石破氏は無派閥議員などから40弱の支持を得ています。
決選投票を見据え、麻生派を率いる麻生副総裁のもとには、25日までに小泉氏や高市陣営の幹部が訪れ、支援を求めました。
また、旧岸田派の幹部や、安倍派の議員らが、それぞれ会合を開くなど、議員間の情報交換も活発になっています。
これから決選投票での連携に向けた動きや駆け引きも激しくなっていきます。
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